城からそう遠くない所まで馬で走った


風がきもちよかったがユイには違和感があった


――緑色が少ない?
花も…


美しい国だがなにかが足りないのは一目でわかる


「もう少しだ…つかまっていろ」


「はい…」



ユイはダンテの前にまたがり後ろからダンテが手綱をもち片手でユイの体を支えている


ユイには刺激がつよすぎたらしく気絶しそうなくらい恥ずかしかった


少したつと立派な建物が表れた


「ついたぞ?どうした…」


ダンテは気づいた
ユイの顔が赤くなり今にも破裂寸前だと


「ハハハ…直ぐなれるさ。お姫さま?」


「止めてください…お姫さまなんて!!はずかしっ!!」


ダンテはユイは極端に恥ずかしがりやだと解った