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「陛下!お帰りなさいませ!」



「ぁあ…馬をよろしく頼む」


陛下は身軽な動きで馬を降りると唯に近づく


「お前の素性がわかるまで牢屋にはいってもらう…つれていけ」


―目を合わすと酔ってしまいそうだ…ずっと見ていたいと思ってしまう


「陛下?…連れてってよろしいですか…?」



不思議そうに陛下を見る騎士



「ぁあ…」



慌てて目を反らして我に返った


「ロキ…執務室にきてくれ…話がある」


――磁場にふれたか?
少しおかしくなったかもしれない