月曜日、私の気分とは裏腹に空はとてもよく晴れ渡っていた。


痛いくらいの日差しで目が覚めて、少しすると土曜日の出来事を思い出す。


寝ている間は何もかも忘れられるのに、起きた瞬間厳しい現実が目の前に立ちはだかる。


「嫌だなぁ……」


ベッドの中で寝返りをうち、これからのことを考えた。


今日学校に行って、律にあったら何て言おう?


学校へ行くまでに誠先輩がいたら、どんな顔をすればいい?


昨日、丸一日暗い気持ちで考え込んでいたのに、結局答えはみつからなかった。