望んだこと。 そう、全て自分が望んだこと。 そのものなのに、哀しそうな笑顔と僕に背を向けて泣く彼女に胸は押し潰されそうになる。 “身体”は僕のもの。 でも“心”は誰かのもの。 そう実感して、好きな分苦しくなった。 そして、先生が今までより憎く思うようになった。 だから言ってしまったんだ。 廊下で先生とすれ違う瞬間に 「昨日の海可愛すぎたから」 と、 僕の小さな抵抗。 でも、先生は反応することなんてなくて 僕はもっと哀しくなった。