だからさ、海が言ってたよね? “ライバル” それに早く気づいていれば、もっと気を付けていればもう少し一緒にいれたかな? もう少し君の笑顔を見れていたかな? その日から、海はあまり笑わなくなった。 親友の美和子とは楽しそうにしているものの、ふとした瞬間悲しそうに遠くを見るんだ。 その悲しみを親友に打ち明けることも出来ず、俺にぶつけることもせず… ただ一人で抱えて。 支えてやりたいのに。 今すぐにでも、手を差し出してあげたいのに。 出来なくてもどかしい。 「クソッ!!!」