「ぎゅうううー」 甘い香水の香り。 あなたの腕の中。 やっぱり、ここがあたしの居場所。 あんなイケメン若僧なんかに心移りなんかするか、バカヤロー。 「海、離れろ」 そんなあたしに冷たい言葉を発する先生。 「そんなこと言ってたら、あのイケメン転校生に惚れちゃいますよ〜?」 そうなっても知りませんから、と言うあたしにため息をつく。 「海…あの転校生がどうして出てくる?」 優しく低い声。 あたしの鼓膜を揺らし、ドキドキする。