「やっぱ走るん嫌いやわー」 そう言って乱れた髪を直す。 澪はくるりとこちらを向き、あたしの目を見て話した。 「これからどうする? また他に用あるか?」 あたしがここへ来たのは、 祖母からの頼み事で、 とりあえずそれはもう終わった。 「いえ、全部終わりましたv」 これで澪ともお別れなのかな…そう思うと泣きそうになった。 澪の彼女でもないのに。