「俺はそれから、何もできなかった。"ようとのこと応援する"っていいながら、心の中で"ふざけるな、付き合わせてやるかよ"って…そう思ってた」
苦しみに苦しみを重ねて、彼は心を偽り続けて、もう壊れそうなんだ…
「…最低だけど、俺には…今、気持ちを偽って、はるの側にいれることが、最大の幸せだと気付いたんだ」
幸せ…すごく辛い幸せだよ。
私には、到底堪えられない。
気持ちなんて…すぐ偽ることができると思ったけど、蓋なんて簡単に外れるから。
これは、けんちゃんと、珱平に教わった気持ち。
「でも、俺はいつもアイツのやることを観察してた。気持ち偽るって決めたのに…観察するってことは、未練があるからってこと…気付いてたのに気付かないフリしてた」



