『…やっぱり可愛いな。』 そう思ってしまうぐらい、ビーチバレーをやっている春菜とその友達は可愛い。 …やっぱり、入らなくってよかった。 比べられる対象が増えるなんて… そんなの耐えられない。 『……。』 きゅっ、と唇を噛む。 やっぱり神様は不公平だ。 キラキラなグロスも、 露出度の高いビキニも、 可愛い友達も、 近寄ってくるイケメンも、 全部全部、春菜にはあって、あたしにはないもの。