でも。 中学校で金髪なんて どれほど周りから浮くのか あたしは、知ってる。 小さい頃から優秀で 何でも一番で クラス委員をしたり 学校の代表をしたり いわゆる「優等生」だった 翔くんが こんなことをするには ものすごく 勇気が要ったに違いない。 そうしなければならない 何が、あったというのか。 金色に秘められた その理由を 無性に、知りたくなった。