「いや、俺今桜井と話してるから・・・
ごめんな?」
けど相楽は・・・・・・、
私と話すのを優先してくれた。
女の子に言ったあと、
私の方を見て
優しく微笑んでくれていた。
それすっごく嬉しかった。
最初から、
話しかけていればよかった・・・
のかな?
だけど・・・・・・、
聞きたくないことを聞いてしまった。
「ってか相楽さぁ、
なんで桜井さんだけ“さん”付けずに
呼ぶの?」
この子・・・・・・、
相楽と同じ中学の人だと思う。
なんでか、
同じ中学だった人で相楽様って呼んでる
人って
あまりいないから。
「もしかして付き合ってるの!?」
「えっ、なに言ってるの?
俺は・・・・・・」
嘘。
バレちゃったの?
けど、
ここから先は聞きたくなかった。
「違うでしょ。どうせセフレだよね
相楽?」
「何言って・・・・・・」
「だったら、元セフレの私もさん付けない
でよ?」



