「あちゃあ。夜というより朝かな?」


時計を見ると4時44分だった。


ふと、携帯の画面を覗き込みと、真っ赤な文字でこう書いてあった。


長時間のプレーにより、あなたは……


そこまで読んだ瞬間に、ゲームの中の自分の部屋にお母さんが現われた。

「○○……長時間プレーしてしまったのね」


お母さんは悲しそうな顔をして私のアバターを見つめている。


ゾッとするぐらい、私のお母さんに、そっくりだ。


ゲームの中のお母さんは私のアバターの手をひいて台所へと連れていった。