…ほんの少しだけ、思い出した。 『幸村陽菜』になる前、新撰組と一緒に過ごしていたこと。 いつも近藤さんや、土方さんの後ろを歩いていたこと。 そして、新撰組に大切な人がいたってことを。 あの歌は、その人の為につくった歌だってことを――…。