「平助君…っ!」 俺が会浅藩を食い止めている間。 平助と総司が戦線離脱をしていた。 なんでも、平助は額に大きな傷を負い、血で視界が見えていなく、 総司は、労咳という死病に侵されていたからだ。 近藤さんが言うに、香織は平助から全く離れないで、頓所まで来たという。