タルーマティの腹にはアエーシェマの三又槍が突き刺さったままである


アエーシェマ:バカは貴様だ。連中(討伐隊)が針の山に来たときに、お前は自ら討ってでた

タルーマティ:・・・。

アエーシェマ:ヤツらとてバカではない。四天王が討ってでるということは、イコールこの針の山に我らが本拠地があることくらい推測していよう・・・さきの針の山での決戦・・・それが貴様の最後のチャンスだったのだっ!!

タルーマティ:お・・・のれ・・・


タルーマティが懐から水晶の玉を取り出そうとする


アエーシェマ:そうはさせるかっ!!牙突っ!!


説明しようっ!!牙突(がとつ)とは、アエーシェマが繰り出す三又槍の突きである。その破壊力と言えば、突かれたものが三又槍が一瞬、突進してくるバッファローに見えるくらいである

タルーマティの手から水晶の玉が落ちる


タルーマティ:きゃああぁぁぁぁぁぁ


タルーマティは水晶の玉へと消えていった

そう。水晶の玉へと封印されたのだ


こうして、悪神界の本拠地を絶大な幻影を駆使することで隠し、討伐隊を散々に苦しめた四天王の1人タルーマティは封印されたのであった


アエーシェマ:いよいよ、次はオレの番だ。我らが本拠地が分かったところで、そう簡単には近づけさせんっ!!わ〜はっはっはっはっ!!


次回『四天王 アエーシェマ』にご期待下さい