アシャワヒシュタがふーっと息を吹く。その息が途中から炎となり、アンラマンユに向かう

それと同時にアナーヒターが、口の前で作った人差し指と親指の輪に通すような形で息を吹く

すると、輪から水が出てきて、アシャワヒシュタの炎の周りを覆いながらアンラマンユを目指す


アンラマンユ:こんなもの・・・


アンラマンユが渦巻く水に覆われた炎がくる位置に黒霧刀を構える

アシャワヒシュタとアナーヒターの合体技が黒霧刀に当たるっ!!

ピキキ・・・パリンっ

黒霧刀が折れ、合体技は直接アンラマンユの黒霧鎧に命中した

が、黒霧鎧にヒビが入ったものの、鎧自体はビクともしない


アンラマンユ:・・・。ははははははっ!!貴様ら神々が力を振り絞って攻撃したところで、このオレにダメージを与えることなどできぬっ!!

アナーヒター:まさか・・・

アシャワヒシュタ:こりゃ相当に堅いな・・・

天帝:・・・。討伐隊よ・・・突撃しなさい。余が援護する。狙いはあのヒビの部分です

ウルスラグナ:はいっ!!

どうせダメだろうと思いつつも天帝の命令には逆らえない

コレが最後とばかりに攻撃に出る討伐隊

ウルスラグナ、ラシュヌ、スラオシャが武器を片手に突っ走る


アンラマンユ:愚か者が・・・例え黒霧刀がなくとも、貴様ら程度この両腕があれば十分だっ!!