アンラマンユ:我々悪神界がコレまで、天界の下に位置付けられ、どれだけの屈辱を味わってきたと思う!?そんなに言うなら天帝の座をオレに明け渡せ。さすれば考えてやろう・・・それにしても貴様は相変わらず上から者を言うな・・・まるで今の余なら、すぐに倒せるとでもいうように・・・

スプンタマンユ:どういうことだ!?黒霧鏡を破壊されたお前は、もはや体を黒い霧に変え、物理的攻撃から観身を守ることはできないはず・・・

アンラマンユ:余が黒霧鏡を失ったくらいで弱くなるとでも思うか!?・・・ぐおおぉぉぉぉっ!!


アンラマンユの体を黒い霧が覆い、それが鎧となる


アンラマンユ:この黒霧鎧がある限り、余がダメージを受けることはない・・・そして、この黒霧刀でスプンタマンユともども打ち取ってくれるっ!!


アンラマンユが腰のサヤから黒霧刀を抜く。それは、全体が漆黒に染まった刀であった


スプンタマンユ:仕方ない・・・皆で力を合わせ、アンラマンユを封印するのだっ!!

ウルスラグナ:はいっ!!

ミスラ:貫天弓っ!!3連弾っ!!


ミスラがアンラマンユに向かって矢を3本同時に射る

が、すべてアンラマンユの黒霧鎧にはじかれる


ミスラ:やっぱりダメだ。物理攻撃を受け付けないっ!!

アールマティ:諦めてはいけません・・・大地に命を・・・芽吹けっ!!植物たちっ!!


アールマティたち神々は天帝の御光のヒカリによって、城の邪悪な気が払われたため、中に入ることができたのだ

地面から幾多の天井をも突き破り、今、戦場となっている最上階の大広間の床から、ツルが伸びて、アンラマンユの体に巻きつこうとする


アンラマンユ:ええ〜いっ!!うっとうしいっ!!ぬえいっ!!


アンラマンユが体に巻きつこうとする植物のツルを、黒霧刀を振り回して斬り回す


アナーヒター:アシャワヒシュタ殿っ!!

アシャワヒシュタ:分かっているっ!!