ドゥルジ:・・・。あたしはあくで四天王・・・無様な真似はせん・・・ギロっ(討伐隊を睨む)おのれっ!!


ドゥルジが討伐隊に向かって走り出す

すでに力の大半を使っているドゥルジに大技を出すことはできない。

ただ、胸に忍ばせていた短刀を手に突進するだけである


ウルスラグナ:来るぞっ!!天羽々斬(あめのはばきり)っ!!

スラオシャ:割天刀っ!!

ラシュヌ:震天槍っ!!

ミスラ:貫天弓っ!!


そう。余談ではあるが、ウルスラグナの武器斬天剣は刃が欠けたため、十束の剣である天羽々切になったのだ
討伐隊めがけて突撃するドゥルジに対して、まずミスラが矢を射る

矢がドゥルジの肩や胸に数本刺さる・・・

が、スピードは落ちるものの突撃をやめない


ラシュヌ:くらえっ!!


ドゥルジに向かってラシュヌが走り出す。槍で突くつもりなのだ


ドゥルジ:こんなものっ!!

ラシュヌ:なにっ!!?どこにそんな力がっ!!?


ドゥルジがラシュヌの突き出した槍を短刀ではじく

どうもウルスラグナに向かっているらしい。そのウルスラグナまでも後、数メートルである

よろつきながらも、確実に一歩一歩近づく。もはや、四天王の意地である。

そのドゥルジの迫力に、スラオシャもつい後ずさりをする

スラオシャの横を通り、ついに天羽々斬を構えたウルスラグナまで来た