君を想う

どうしたのかな?


「あの・・・倉崎君!」


私は倉崎君を呼び止めた


早歩きをしているせいか


なかなか追いつかない・・・


「あ・・・ごめん」


そんな私に気付いたのか


倉崎君は 私の所にやって来た


「・・・ううん あの


どうかしたの?」


「いや・・・別に


これからどうする?」


どうするって・・・言われても


どうしよう


「あの・・・えっと」


ドキン ドキン・・・


腕時計を見ると 1時半


「あの・・・ブラブラしたいな」


「え?」


「えっと・・・ほら!


ウィンドウショッピングも


悪くないかな?なんて・・・」


うわ・・・私何言ってるんだろう?


ぎゅ


「へ?」


突然 倉崎君が私の手を握った


「・・・ブラブラすんだろ? 行くぞ」