心臓が高鳴った
温かい・・・
「・・・香坂はそんなんで
へこむ奴じゃないよ
それに・・・お前の兄貴だって
弱い奴じゃねーだろ?」
お兄ちゃんは 昔から強かった
優しくて カッコよくて・・・
お兄ちゃんじゃなかったら
いいのにって思っていた
それは・・・本当だった
でも それを受け入れる事が
出来なかったの
「俺は 麻美の事・・・
好きだって気持ちは
誰よりも強いから」
「・・・朔哉君」
朔哉君の気持ちは 痛いぐらい
伝わってきた
でも・・・こんな中途半端な想いのまま
好きだって言ったら
今度は 朔哉君が悲しんでしまう
「私・・・惨めだよね?」
「え?」
朔哉君は 私の肩を押した
まともに顔を上げる事が出来ない
惨めなんて 大袈裟かもしれない
だけど・・・今の私は最低だ
温かい・・・
「・・・香坂はそんなんで
へこむ奴じゃないよ
それに・・・お前の兄貴だって
弱い奴じゃねーだろ?」
お兄ちゃんは 昔から強かった
優しくて カッコよくて・・・
お兄ちゃんじゃなかったら
いいのにって思っていた
それは・・・本当だった
でも それを受け入れる事が
出来なかったの
「俺は 麻美の事・・・
好きだって気持ちは
誰よりも強いから」
「・・・朔哉君」
朔哉君の気持ちは 痛いぐらい
伝わってきた
でも・・・こんな中途半端な想いのまま
好きだって言ったら
今度は 朔哉君が悲しんでしまう
「私・・・惨めだよね?」
「え?」
朔哉君は 私の肩を押した
まともに顔を上げる事が出来ない
惨めなんて 大袈裟かもしれない
だけど・・・今の私は最低だ


