君を想う

---朔哉side---


俺の事 好きだって言ってくれた


でも・・・普通なら


嬉しいはずなのに 少しだけ


胸が痛い感じだった


「朔哉」


途中で 亮介に声をかけられた


「なんだよ?」


「麻美ちゃんに告ってうまく


いったのか?」


そう言いながら 亮介は


ニヤついていた


「別に・・・お前に言う


理由ねーだろ?」


なんでこいつに言わなきゃ


いけないんだよ・・・


「てか お前麻美の事


もう好きじゃないんだろ?」


「友達としては好きだよ?」


本当かよ・・・?


意味わかんねー奴だな


「モテモテクールな朔哉は


麻美ちゃんの事になると


熱くなるよなー」


「・・・別に熱くなんか」


なってるか?


でも 気が気でなかった


好きだって気持ちは 誰よりも強いから