君を想う

咲帆ちゃんと亮介君来ないんだ


「どした?」


「あ・・・なんか来れなく


なったって・・・」


ケーキを頬張りながら言った


「そっか・・・」


その後 会話は続かなくて


私はケーキを食べていた


店を出て 道を歩く


何か・・・会話


でも 何も思いつかない


何話せばいいのかな?


「・・・あの ごめんね?」


「え?」


「その・・・私 朔哉君がケーキ


ダメなの知らなくて・・・」


「てか 謝るなよ


香坂が勝手に言ったんだから」


それは・・・そうだけど


「でも ごめんなさい・・・」


「お前さ 謝りすぎだよ」


ぎゅ


突然 朔哉君が私の手を握ってきた


ドキン


「え?」


「ほら・・・送って


行くから」


なんか・・・今日は朔哉君に


手を握られるな