君を想う

仕方ないか・・・


「亮介・・・俺残るわ」


「・・・わかったよ」


亮介にそう言って 麻美が


心配だった俺は


次の授業をサボった


他の奴等は 科学室に向かった


てか・・・こいつ寝てるのか?


しばらくして 誰も居なくなった


キーンコーン・・・


予鈴の音が 少し大きく響いた


くそ・・・少しは気を遣えよ・・・


そんな事を思いながら 


麻美を見ると まだ寝ていた


よかった・・・


今ので起きなかったから


てか 俺どうすっかな?


「んー・・・」


ビク


見ると 麻美が少し目を擦りながら


身体を起こしていた


「あれ? 朔哉君?」


「おはよ」


って まだ昼休み前だけど・・・


麻美は周りを見て キョロキョロしていた


「あの・・・皆は?」


「科学室 お前起こしたけど


起きねんだもん」