君を想う

・・・次の日・学校


教室に向かう為 廊下を


歩いていた


お母さん・・・今朝も


元気なかったな


「大丈夫」って言ってたけど


心配だった


「麻ー美!」


後ろから 咲帆ちゃんが


声をかけて来た


「あ・・・おはよ」


「なんか元気なくない?」


「そんな事ないよ・・・」


苦笑いをして そう言った


「ならいいけど・・・」


私は 大丈夫なのかどうか


わからなかった


お兄ちゃんの事もあるのに・・・


「「キャー!!」」


遠くから 女子達の黄色い声が


聞こえた


朔哉君だ・・・


「朝から女子達元気ねー」


「そうだね・・・」


私と咲帆ちゃんは 


そんな話をしながら


教室に向かっていた