君を想う

結局 ドキドキはおさまらず


勉強は終わった


帰る準備をして 朔哉君と


教室を出た


「遅くなったな」


「あ・・・うん・・・」


外は 少し薄暗かった


「そんな心配そうな顔すんなよ?


送ってやるから」


ドキン


「あ・・・ありがとう」


やっぱり・・・ドキドキする


学校を出て 歩いていた


隣に居るのって・・・やっぱり


まだ慣れない


ドキドキが 聞こえちゃいそうだった


「あのさ・・・」


「え?」


突然 朔哉君が話しかけてきて


少しビックリした


「・・・俺 迷惑とか


かけてないか?」


え?


「なんで?」


なんで・・・そう思ったの?


「なんか・・・そんな気がしてさ


麻美の事 好きでいてもいいのかな?って・・・」


そう言いながら 少し落ち込んでいた