「もしかしてさ 朔哉


麻美の事 好きなんじゃないかな?」


「え?」


倉崎君が・・・私の事を好き?


「どうして?」


「だって キスされたんでしょ?


でもって 朔哉には好きな子が居る・・・


その好きな子って 麻美じゃない?」


咲帆ちゃんは 私に人差し指を


向けてそう言った


そんな・・・でもどうして


キスしたんだろう?


「・・・私 よくわからない」


もし そうだとしたら・・・


だけど 恋とかわかんないし


「私は 麻美の事


応援してるから!」


「・・・咲帆ちゃん」


少しだけ 嬉しくなった


「女の子は笑顔だよ?」


「・・・うん」


咲帆ちゃんのおかげ・・・かな?


なんか 元気出てきた


「ありがとう・・・咲帆ちゃん


私 咲帆ちゃんが


友達になってくれてよかった」


「当たり前でしょ? 私も麻美と


友達になれて嬉しいよ?」