君を想う

そう思うと 胸が苦しくなった


どうすればいいのか


自分でもわからない・・・


「咲帆ちゃん・・・」


「ん?」


「・・・ありがとう」


心配してくれて ありがとう


そして・・・ごめんね?


「いいよ 麻美が笑顔なら


私はそれで!


でも本当に何か悩んでるなら


言ってね? 特に朔哉絡みとか・・・」


「・・・うん」


本当に・・・私はこれで


大丈夫なのかな?


自分でも不安だった


もし 本当の事を話しても


咲帆ちゃんは・・・どんな反応するんだろう?


怒る?


それとも・・・悲しむ?


その時 スマホが鳴った


ポケットから出すと


お兄ちゃんからの


LINEだった


【今日 父さん達帰り遅いから


また夕飯食べに行こう】


「LINE?」


「あ・・・お兄ちゃんから」