・・・


「・・・ん? 朔哉君?」


目を開けると 横には


麻美が居た


「・・・麻美?」


「もう・・・放課後だよ?」


え?


身体を起こして 教室の時計を見ると


4時を差していた


俺・・・何時間寝てたんだ?


身体を起こした


周りを見ると 誰も居ない


「ずっと・・・起こしてたんだけど


なかなか起きないから・・・」


「そっか・・・」


もしかして・・・ずっと


居てくれたのか?


「もう・・・下校時間だから帰ろう?」


ドキン


「ああ・・・そうだな」


ガタ


鞄を持って 席を立った


「きゃ!」


麻美が 前に倒れそうになった


ガシ


倒れる直前で 麻美の腕を掴んだ


「大丈夫か?」


「あ・・・ごめんね?」


麻美は 謝りながら俺を見た