そう言って 朔哉君は私を


抱きかかえながら歩いた


は・・・恥ずかしい


周りの女子達が 見てるし


視線・・・痛い


「あの・・・どこ行くの?」


「屋上?」


なんで 疑問系なんだろう?


てか 屋上ってなんで?


普通 保健室とかだよね?


「・・・なんで屋上なの?」


「気分」


気分って・・・どういう気分なの


階段を上がって 屋上に着いた


朔哉君は 私をおろした


きっと 私の顔凄く赤いな・・・


両手を頬に当てると 


少し熱かった


ドキン ドキン・・・


「それにしても 亮介には


驚かされた」


「へ?」


「麻美の事・・・好きだって


言ったから


ちょっとビックリした」


朔哉君・・・少し拗ねてる?


「本当に亮介とは何もない?」


気付けば 目の前に


朔哉君が立っていた