「「キャー!!」」


廊下から 女子達の


黄色い声が聞こえた


朔哉君・・・かな?


「朔哉君! おはよう!」


「・・・」


他の女子達には 素っ気無い態度で


何も言わない


でも・・・


ガタ


朔哉君は 自分の席に着いた


バチ


「おはよ」


ドキン


私と目が合って 挨拶をして来る


「椎名さんだけ ずるーい!」


近くに居た女子が そう言った


「あ・・・うん」


少し 俯きながら言った


「あのさ・・・」


「さーくや! おはよー!」


亮介君が 突然そう言ったから


少しビックリした


「・・・お前 朝からうるさい」


「いいじゃん 別に・・・」


すると 亮介君は朔哉君に何かを


耳打ちしていた


何・・・話してるんだろう?