君を想う

・・・昼休み


「好きです・・・!」


「俺 好きな子居るから」


告白はいつもの事だ


好きな子が居るって言えば


諦めてくれる


まぁ・・・実際居るけど


「そうですか・・・わかりました」


そう言って その女子は


走ってどこかに向かった


「・・・はぁ」


「相変らずモテるなー お前は」


「・・・亮介」


亮介がそう言って 


俺に近付いて来た


「好きな子って 麻美ちゃんだろ?」


「・・・わかってんなら聞くなよ」


そう言って 廊下を歩く


てか 昼食べ損ねたし・・・


今から購買行くか


「あれって 倉崎君だよね!?」


「超カッコイイー!」


またかよ・・・


慣れているとはいえ うるさい


無視して 購買に向かって


歩き出した


こんな時でも考えてしまうのは


麻美の事だ