なんか言い訳みたい・・・


てか そうだよね


「とにかく無事でよかった・・・


心配したんだ」


「・・・ごめんなさい」


「あの・・・麻美の事


責めないで下さい」


咲帆ちゃんは お兄ちゃんを見て


そう言った


「責めてないよ・・・麻美は


俺の大事な妹だから


帰りまた迎えに来るから」


そう言って お兄ちゃんは


近くの車に向かった


大事な妹・・・


その言葉が少しだけ胸を痛んだ


「よかったね! お兄さん


許してくれて」


「あ・・・うん」


私と咲帆ちゃんは 学校の中に入った


「それにしてもさー お兄さん


かなりシスコン?」


「へ?」


「だって 麻美の事


『大事な妹』って言ってたから


なんかちょっと麻美に妬いちゃったな」


そう言って 少しだけ


咲帆ちゃんは悲しい顔をしていた