君を想う

・・・次の日


なかなか眠れなかった


ベッドからおりて カーテンを開ける


良い天気・・・だな


ふと 鏡を見る


昨日の事を思い出した


お兄ちゃんにキスされて・・・


「麻美ー? 遅れるわよー?」


下からお母さんの声がした


昨日 お兄ちゃんが言った事・・・


本当なの?


私は布団に潜った


コンコン


「麻美ー? 入るわよー?」


ガチャ


お母さんが入って来た


「どうしたの? 具合でも悪いの?」


「・・・うん 今日休む」


布団から顔を覗かせて


お母さんを見た


「何か食べる?」


「・・・食欲ない」


「熱はないわね・・・学校には


電話しておくから」


そう言って お母さんは


部屋を出て行こうとした


「お母さん・・・」


私は お母さんを呼び止めた