君を想う

・・・次の日・教室


鞄には 朔哉君の


お弁当が入っている


夜中に下ごしらえをして


今朝 早起きをして作った


「麻美ー! おっはよー!」


後ろから咲帆ちゃんが


声をかけてきて ビックリした


「あ・・・おはよ 咲帆ちゃん」


「ごめん ビックリさせちゃった?」


「ううん! そんな事ないよ」


本当は 少しビックリしたけど


私と咲帆ちゃんは 教室に


向かって歩いた


「あ! 麻美ちゃん 


咲帆ちゃんおはよ!」


前から 朔哉君と一緒に居る


三神君がやって来た


「あ・・・おはよ」


「亮介! あんた英語の宿題


教えなさいよ!?」


「え? 英語の宿題なんか


あったっけ?」


「いいから!」


咲帆ちゃんは そう言いながら


三神君と教室に向かった


なんか・・・気を使わせちゃったかな?


お弁当 今渡そうかな?