「カンパーイ!!」 テーブルの上、4個のグラスを掲げた。 「W大学合格、愛莉おめでとー!」 「ありがとー」 「K大無事合格、オサム君おめでとー!」 「おっす!」 「T女学院合格、茉紘さんおめでとー!」 「どうも」 「そしてラストバッターの佐伯 梓真くん、 Y大学合格おめでとー!!」 何度も何度もグラスを合わせた。 ここ数ヶ月間のプレッシャーから解放された俺達は、笑顔で互いを讃えた。