「小諸さん!ちょっと頼みたいことがあるんだけど」


話しかけてきたのはクラスの女子。


「あ…なに…?」
「これ、体育館倉庫に戻しといて!どうせ暇でしょ?」



渡されたたくさんの荷物…。
確かに翔くん来ないし暇なんだけどさ…
断りづらいし…


「うん。わかった!」
「ありがとう!よろしくねー」



なんで私なのかわからないけど
ありがとうって言われたし


「運ぶかっ」



ガラッ


倉庫のドアを開け、中に入る


「うわ…真っ暗だよ〜」


ここ電気ないのに〜


ドンッ
「きゃっ…」

誰かに背中を押された
入り口に立っていたのは
さっきの女子…
それにプラス2人。


「な…なんで?」
「なんで?あんたが調子に乗ってるからよ!三浦くんと手を繋いだり何様のつもり!?」


そっそんなこといわれても…


「しばらくここにいなっ」

ドアを閉められて
鍵をしめられてしまった…