「あ!そういえば、花が昨日話してた城山雅って子いたじゃん?」


「うっうん。その子がどうしたの?」


「その子三浦くんの大ファンなんだって。三浦くんに近づく女子を徹底的に潰すらしいから気をつけてね。」


つっ…つぶすー!?



「こっこわいね…」


それに私近づいてる訳じゃないのに…



「まっ。三浦くんがついてるから大丈夫かっ」


「大丈夫…って翔くんは…」
そんなんじゃないし…


「何言ってんの!そのブレスレット翔くんからでしょ?」


私の手首を指さして言う真央ちゃん。


「知ってたの!?やっぱ真央ちゃんはすごいなあ。」


「いやいや、すごいのは三浦くんのファンの女の子だよ。
そのブレスレットのこと話してたよ♪」


「そっそうなの!?」


何かこわい…
はずした方がいいのかな…?


でもこのブレスレットがあると安心するんだよね。
はずしたくないな…。


「はーな♪大丈夫だって!」

私の気持ちを察してくれたのか励ましてくれる。


「うん♪ありがとうっ」