いつものように キミを抱きしめてささやく 愛しくて仕方がなくて これ以上の人なんて いないと本気で思っていた ……けれど 腕の中の小さな彼女が 小刻みにゆれている 「どうしたの?」 そう聞けば彼女は 「ごめん、ごめんね」 泣きながらそうつぶやくんだ 絶え間なく続くのは 愛でもなく別れを意味する言葉 でも僕が聞きたかったのは そんな言葉じゃない