ただ、大好きでした。




些細なことだけど

うれしくてうれしくて、嬉しすぎて



「んっ?なにーっ?」




一言に、キモチが溢れ出た。







蒼井といるときのあたしは

きっといつもの何倍も、女の子らしい



蒼井と話すときの声は

きっといつもの何倍も、高い声




そしてきっといつもの何倍も



幸せオーラびゅんびゅんで

年中笑顔が絶えないんだろう。






「今、ちょっといい?」

「え?うっ うん」

「よっしゃ!コッチコッチ!」



人気のない廊下へと続く扉を押す、蒼井の背中を追う。



そりゃぁもう、

スキップでもしそうなほど弾んだ足取りで。