昨日までのあたしは、監視されてるみたいな気がして、『いってきます』すら言えなかった。 親の顔さえ、まともに見れずに。 …だとしたら、少し。 少しだけだけど、もう、 錆び付いていた古時計は、秒針を右に、進めることができたのかもしれない。 ─…君がいる そう、奇跡を信じて、みるだけで。