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同窓会の話題が持ち上がり始めたのは、それから、2年半程過ぎた頃のことだった。
結局、まともに蒼井と会えたのは、ホワイトデーに一回だけ。
卒業したのに、甘い香り漂うその日を、忘れないでくれたことが、嬉しくて
お返しを用意していてくれたことや、それを面倒くさがらず渡してくれようとする蒼井に
『─…会える?』
─…胸が、弾んだ。
何度も何度も、パソコンの画面に頷いて、かぶりついて、確認して。
部屋の中を、家の中を、行ったり来たり。
誰にも見つからないように、とか、考える余裕もなく、ガッツポーズが出てしまったのを、今でも覚えている。



