「もうほーんと、意味分かんなかったんだかんな!」
─…きっと、言葉にできない、傷み
意味分かんない、としか、言い様のない傷みを、あたしは月に、植え付けた。
「…………」
あえて明るく笑い飛ばす月に、もう、とにかく何も、言えなくて。
「……ごめん」
ごめん、
ほんとうに、ごめん…
そんな短い言葉でしか、頭を下げられない。
傷付けて、傷付けて
ボロボロに、して
忘れてた、なんて。
「もう終わったことだしさ」
いくら月が空気を持ち上げてくれようとしても、あたしは、笑えない。
だって、
『ごめん』
その一言で、終わっていい、ことじゃない
『ごめん』の一言で終われる程、軽いことなんかじゃ、ないから
「……ほんとうに、ごめん」
もう二度と、同じ過ちを、繰り返さないように。
刻みつける。
何度も何度も、永遠に。



