ねぇ、どうして?
分からないよ。
なんでこんな最低な奴の隣で、今も、笑っていてくれるの?
なんであたしのために、泣いてくれるの?
いきなり独りにされて、裏切られて。
…突き落とされた、気分だったでしょう?
絶対絶対、憎いと思ったはず
あるいは呆れて、それでもあたしを、恨んだと思う。
もう二度と、顔も見たくないと。
存在さえ、消してしまいたいと思ったかもしれない
危険要素さえなくなれば、当たり前のようにけろっと笑って、月の傍から離れなかったあたし。
そのくせ、好きな人まで一緒で、背中まで、押させて。
…どこまであたしは月に、自分を抑え込ませるんだろう?
苦しくない、訳がない。
痛くない、訳がないんだ。



