卒業式の日に、誰よりも背中を押してくれたのは、月で。
誰よりも、あたしの想いが届くことを願ってくれたのも、月だった。
「………」
どんな想いで、『…がんばれ』って、勇気をくれたの?
どうして今もあたしと、つるんでくれているの?
同じ話題で
一緒に悩んで、
一緒に泣いて。
たまには、角が立ちそうなほど怒ったり。
…不思議だね。
そうしてるうちになんだかおかしくなってきて、腹抱えて、笑い合うんだ。
─…そうそれも。
月とだから、楽しかった。
だけど、月からしたらあたしは、憎い存在だったんじゃないの?
…恋敵、だったじゃない。



