不思議そうに笑いながら、なんともいえない顔をする蒼井は、知らなくていいの。 甘い蜜も、添えたこと。 ずっと欲しかったんだ。 蒼井とあたしを結ぶ、なにか。 それさえあれば、心強い。 どんな有名処のお守りよりも、きっとあたしを、生かしてくれる。 そんな気が、するから。 赤い糸なんて、洒落た風には語れないけれど。 ─…最後の、悪足掻き。