ただ、大好きでした。




…あたしだけの、秘密だけれど。






小刻みに震えていた、あの、温かい感触は、


今も、消えることはない。







─…
──…
───…






『─…蒼井、奏。』




紅白の垂れ幕の間から微かに光が洩れて、ナチュラルカラーの体育館に満ちていく。




キラキラ、キラキラ。


沢山の光の粒があたし達の過ごしてきた日々を、より一層、かけがえのないものにしていくみたいに─…