色とりどりに光る、艶やかな花火の火花が、彼を照らす。
蒼井の笑顔を、照らす。
こんなに間近で君の笑顔を見たのはいつぶりだろう…??
胸の奥が締め付けられて、苦しくて、…涙が出そう。
今はまだ、大した会話のできないあたしだけど、もっとずっと、話してたい
時間がもう少し立って、この空気に慣れてきたら。自分が心臓になってしまったような、この感覚に、馴れさえすれば、
もっとちゃんと、まともに話せるから。
…話せると、思うのに
「うぉーい蒼井ー!!!花火やろーぜーぇ」
「あー、今いくー!!」
─…彼の背中は、遠くなる
祐樹に連れられ、去っていく



