…にしても、多いな
同じ学校とはいえ、花火の話を聴いた知夏の塾の人がノリで参戦してたから。
『あ、アイツ居たんだ』
そう、後から気付く人が何人かいて…
正直、誰が居るんだか全員把握しきれてない。
予定の段階では5、6人って言ってた気がするのに、ザッと見る限り、10人は余裕で越えてる。
「………」
ダメだ。
─…心が、フワフワと旅にでてしまう
例えどんなに笑っていても
例えどんなにはしゃいでいたとしても。
例え目線が、その他大勢の男達を向いていたとしても
「柚木ー!それ1本ちょーだい」
─…心は蒼井に、捕らわれていた



