─…
──…
「ぎゃーっ!!」
「ちょっと!危ないってば!!」
「…っ!あー、今こっち狙ったでしょー??
へぇ。いいのかなーぁ??そーゆーことして?!」
「げっ!すんませんもうしません許してください杏崎さまっ!」
─…夏休み
ようやくギラついていた太陽が沈み、空気が少し、和らいだ頃、
目の前に流れる一本の大きな川。それを跨ぐ、隣の市へと電車が通る橋を右斜め上に感じながら
薄暗くなりかけた空の下
土手を越えた広い敷地で、受験勉強の息抜きと銘打って、花火を振り回し遊ぶ、あたし達
「ねぇー、ほんとに危ないて…わぎゃぁ!!」
…いや、男子達。



