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「運命って信じる?」



そんなこと、普通男の子から言われたなら女の子なら誰もがトキメくとこだろう。



あたしだって、飛鳥くんだったら…鼻血ブーだ。



「ブーッ!」



「おまっ…汚ねー」



目の前で決め顔をしていた薫が袖で顔を拭っている。


あたしが口に含んでいたお茶を噴いたから。



「ごめんっ」



一応、謝るけど…やばい!


笑っちゃいそう。